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紅葉と水墨画 [車・バイク・ドライブ]

今週、そろそろダム公園にあるヤマモミジの紅葉が見頃だろうと思い、出かけて来ました。プライベートで行くのは2~3度目か?などと考えて車に乗り込もうとしたら、久しぶりに彼女がやってきました。

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しょうちゃんが元気そうで安心しました。せっかくなのでブラッシングしたりしてから、仁別ダム公園へ出発です。最近、行く途中の民家に熊が現れ、襲われた男性がかなりの大けがをしたというニュースを観たばかりなので、その近くに住む友人から「熊に気を付けれ」とメールが来ました。
本当に最近は熊の出没が多いですから、気を付けなければいけませんね・・・。

自宅から車で30分くらいで到着しましたが、早朝にもかかわらずたくさんの方が紅葉狩りを楽しんでいました。

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天気は残念ながら曇りでしたが紅葉は見頃で、陽が当たる場所と日陰が多い場所とでは葉の色が違い、そのコントラストが本当に綺麗でした。でも、その中で一際目を引いたのが秋田犬でした。

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この秋田犬は本当に人気で、中には「モミジよりも犬の方がいい」と言って秋田犬と触れ合う方もおりましたが、秋田犬は全国的に有名になりましたからね。特に最近は〇国でも大人気で、血統証を偽造し、数百万円で売買されているのだとか・・・。

また昨日は車で1時間ちょっとかかる美術館まで行ってきました。以前から妻が「伊藤若冲」の作品を鑑賞したいと話していましたが、自分はあまり興味がありませんでした(^_^;)

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しかし先日テレビ番組で、ある方が家宝にしている「伊藤若冲」のニワトリを描いた水墨画を鑑定してもらうと言う内容を偶然目にしました。持ち主は800万円の値打ちがあると話してましたが、鑑定結果は数千円の真っ赤な偽物との事でした。

鑑定人曰く、「伊藤若冲」はニワトリや動植物の水墨画が多いですが、依頼主の作品はニワトリの目に鋭さがなく漫画チックで甘く、羽の描写も雑で落款も「伊藤若冲」の物とは形状がやや違い、とても本物とは言えないとの説明でした。

描写が雑で、鋭さがない漫画チックの甘い目・・・が気になり現物を鑑賞したくなりました。たまたまその開催場所近くに用事もあったので、ドライブがてら美術館へ行ってきました。

作品の中には植物や虫を繊細な水墨画で表現した作品も展示されていましたが、やはりニワトリを描いた作品が多数を占めていました。

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※フリー画像からお借りしました。

先日テレビで観たニワトリの目に注目してみましたが、依頼主が家宝としていたニワトリの掛け軸は、本物と比べるとやはり鑑定人の説明通り目が漫画チックに見えるような気がしました。やはり「若冲」の作品はコミカルな表現も多く見られましたが、ニワトリの目の縁取りはハッキリしてキレがあるように感じます。

しかし、骨董好きの人はこんな表現もあるのかと信じ、お金をつぎ込んでしまうんでしょうね。

鑑定が正しかったのかは分かりませんが、逆に鑑定などしてもらわず本物と信じ家宝として飾っていた方が良かったのではなどと思ったりもしました。やはり骨董は難しいですね・・・。

まあ、理由は別として良い作品を鑑賞する機会が出来て、結果良かったです(^^)
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